このブログを始めた理由
今日は不妊治療のブログを始めた理由について。
ブログを始めようと思い立った理由は2つあります。
1つ目は私自身の周囲やネット上で、同じように赤ちゃんを望みつつ、不妊に悩む人に出会えなかったから。誰かに見てもらって共感してもらえたらいいな、と思って始めました。
私の周囲では結婚していて2人目・3人目と育休に入られる方、結婚していても子供は欲しくない/まだいいかなという友達、結婚はしていないし、したいとは思っていない友達、などなどでした。総合するとあまり不妊に悩んでいる友達がいなかったんです。今子育てをしている友達で、自分もなかなか授からなくて病院に行ったよー、という友達はいました。でもよく聞いてみると、検査してタイミング法の指導を受けたらすぐ妊娠した、といったケースばかりでした。
もちろん全く同じ想い、取り組み方、治療をしている方はどこにもいないとは思います。でも「あ、こんな人もいるんだ、自分と似てる、他の人もやっぱりこういうこと悩むよね…」といった感じでゆったり共感してもらえたらうれしいなと思っています。
2つ目の理由は、これから不妊治療を始めようと思ってらっしゃる方や、不妊治療を始めたばかりの方に、参考になる情報発信をしたいと思ったことです。私は1年半自然妊娠を目指して取り組んだあと、クリニックに通いはじめました。通院を初めてからも、もうすぐ1年半になります。その間に治療の方法もタイミング法、人工授精、体外受精とステップアップしてきました。一度クリニックの転院もしており、それぞれのステップの中で考えたこと、学んだことがありました。
人によってどんな経緯で、どんな治療をするかはさまざまですが、自己注射の頻度や副作用など1人の体験談として参考になればと思ってます。
みんな、きっとそれぞれの環境の中で思い悩んでいるんじゃないでしょうか。私も不妊治療の世界に足を踏み入れるとは思ってもみませんでした。私より後に結婚し、激務をこなした上で育休に入った同期がいました。第二子、第三子を授かった友達の知らせを聞きました。そんな中でどうして私のところには赤ちゃんが来てくれないんだろうと悲しく思うことがたくさんある…。
それでも、これは不妊治療をしたことがない方には知ることのなかった世界。ある意味、それを知ったからこそ寄り添える痛みや人間の深みがあるんじゃないかな、と思っています。
それでは、これからも少しずつそんな道のりを記録していきたいなと思います。
原因不明の難治性不妊であるということ
前回の投稿から少し時間が経ちました。
あれから更に2回体外受精をしまして、4月11日が3回目の体外受精の判定日でした。
結果は陰性。着床したことを示すhcgホルモンの値が全く検出されないとのことでした。
なんだかなぁ。
体外受精をした3回でhcgホルモンが全く検出されなかった私は原因不明の難治性不妊という診断を受けました。
とにかく全く着床してない。かすってもいないって感じらしいです。着床しない時の主な原因は、受精卵の染色体異常が大半だそうです。ただ私はそのケースにも当たらない、とのこと。理由は受精卵の染色体異常がある場合は進むステップにムラができるので、私のように全く着床しない、という人は当てはまらないそうです。
(例えば、受精卵の染色体異常が疑われる方の場合: 1回目はhcgホルモンの検出ゼロで着床してなかったとしても、2回目は心拍確認までで成長が止まってしまった…、3回目は化学流産してしまった…といった具合に経過にバラツキがあるそうです。)
(お医者さんの話されてたことを聞きかじって書いているので、正確性に欠けるかもしれません。素人の散文として、ご容赦いただけるとうれしいです。)
全く着床しない人の中には、体外受精の移植をするタイミングが合っていない、という可能性があるそうです。そこで今後約2ヶ月かけてERAテストというのをすることになりました。長くなってしまうので、この検査についてはまた別の投稿で詳しくお書きすることにしたいと思います。
というわけで一旦体外受精の移植はお休みし、検査のための通院をすることになります。
赤ちゃんを授かることだけが人生じゃない、って頭では分かっているんですけどね…。悲しんでもしかたがない、早く切り替えて楽しく過ごした方がいい、というのも分かっているつもりです…。それでもやっぱり心のどこかで期待してしまっていて、どうしても悲しくなってしまいました。
この感情自体を否定する必要もないと思ってはいるので…しばらく悲しいなと思いながら過ごしていようと思います(笑)
体外受精がダメだった話
初めてのブログ投稿です。私の体験談がネットの海のどこかで、誰かに共感してもらえると嬉しいな、と思って書いています。それから、同じように不妊治療に取り組む方にとって、仲間がいるというささやかな慰めになればと思っています。
2023年1月31日に体外受精のホルモン補充周期で胚盤胞移植をしました。1週間後の今日2月7日は採血で妊娠判定をしていただくため、病院に行きました。
結果は「着床なし」とのことでした。
お医者さんには1回お休みするかどうか聞かれましたが、そのまま次の周期で自然排卵周期移植を目指すことにしました。
3回までの移植で成功する割合が70%なので、まずは3回までやってみましょう、とのこと。
もし3回移植をしても着床しない場合は難治性不妊として保険外で更に詳しく色々と検査する必要があるそうです。
前日は少し吐き気があったので、私はもうすっかり妊娠成功しているつもりでした(笑)
浮かれすぎて保育園・幼稚園の場所や違いまで調べて、「ふむふむ、この園はこんな感じなんだな」と妄想していたほどです。そのため今日の妊娠判定は、夫と一緒にとても楽しみに行ったのでした。
まだ今は悲しい、というより、夜から薬を飲まなくていいから楽になるなぁ、という感慨だけがぼんやり残りました。